ヴィッセル神戸のトルステン・フィンク監督(52)は22日、神戸市内で練習後にオンライン取材に応じ、前節19日の柏レイソル戦の前半途中に交代した、MFアンドレス・イニエスタ(36)とDFトーマス・フェルマーレン(34)の状況について言及した。

「もちろん、2人は何かパフォーマンスのせいで交代したのではなく、違和感で交代した。次いつ出場するか分からない。(練習に参加しているかなど)選手の情報に関しては言えない」と説明。けがをしたことは認めつつ、詳細を明かすことはなかった。

イニエスタに関しては軽傷のもようだが、敵地への移動がともない、中3日の試合となる23日浦和レッズ戦(埼玉)は、大事をとって欠場となる見込み。実際に欠場すれば、埼玉での浦和戦は3年連続になる。

イニエスタは柏戦まで7試合連続で先発するなど、今季は10試合に先発。この過密日程で、本来は適度に休養を与えたかったが、今季まだ連勝がないチーム事情もあり、1試合に欠場しただけだった。

柏戦でイニエスタの交代後に投入されたMF安井拓也(21)が、浦和戦で今季8試合ぶり2度目の先発を任される可能性がある。

「自分が出た時に、どれだけできるかを意識している。スタメンで出たい気持ちは常に持っている。積極的にプレーしたい。ある程度、中盤では余裕を持ってプレーできているので、ラストパスとかシュートを出せれば」。ユースから昇格4年目のホープは、力強く話した。

柏戦で故障から復帰し、途中出場したFW古橋亨梧(25)の4試合ぶりの先発も濃厚。「個人としては感覚はいい。勝つために得点、アシストをして働けたらと思う。試合に出れば裏への抜けだし、ゴールに向かって積極的にやるだけ」と話していた。【横田和幸】