頼もしい男が帰ってきた。昨年11月に左膝を手術したMF中村憲剛(39)が術後初めてベンチ入りし、後半32分に301日ぶりにピッチに登場。8分後の同40分、大けがを負った等々力の地で16年連続ゴールを決めて復帰戦を自ら祝った。チームも10連勝から2試合連続未勝利だったが、5-0の完勝で3試合ぶりの白星。サッカー人生初の長期離脱を乗り越えた大黒柱が加わり、川崎フロンターレの独走ムードが勢いづいた。

   ◇   ◇   ◇

-久々の出場

中村 怜央(旗手)が2点決めて、ダミアンが1点決めてくれたので、リラックスした状態で入れた。やるべきことは整理されていたのでやるだけだった。あとは楽しもうと思った。

-最初のシュートがFW小林に当たった

中村 小林が邪魔してなければ入ってたかも(笑)

-最高の復帰戦

中村 今日は来てくれた人、待ち望んでくれている人たちにサッカーをする姿を見せたいのがあった。点を取ってハードルが次節以降に上がったのはあれだけど、自信を持ってやっていきたい。

-今後はレギュラー争い

中村 連戦だし、出ずっぱりの人も疲れている人もいるので入れた形でもある。やれることは自分のパフォーマンスを出せるように日々練習すること。しっかりしたパフォーマンスを出さないとテーブルに上がれない危機感はあります。