「ルヴァン杯男」がセレッソ大阪を3季ぶりタイトルへ前進させる。ルヴァン杯は2日に準々決勝が行われ、17年度にクラブ初のタイトルとして獲得したC大阪は、ホームのヤンマースタジアム長居で柏レイソルと対戦する。

試合前日の1日は大阪・舞洲で調整し、DF木本恭生(27)がリモートでの取材に応じた。

「タイトルをとるという強い思いを持って戦うことが大事」と力を込めた。その木本が強烈なインパクトを残したのが3年前、ガンバ大阪との準決勝第2戦だった。

1-1同点で残り約30秒、引き分けで終わればアウェーゴールの差で敗退となっていた。その局面。CBで起用されていた木本が前線に攻め上がり、頭で決勝ゴールをたたき込んだ。まさに「強い気持ち」を体現したプレーだった。

柏戦に向けて「アグレッシブな守備で相手の良さを出させないようにしたい」と意気込んだ。