首位の浦和レッズレディースがジェフユナイテッド千葉レディースに3-0で快勝し、14年以来6季ぶりの優勝へ1歩前進した。

同日に行われた試合で2位日テレ・東京ヴェルディベレーザがノジマステラ神奈川相模原に1-2で敗れ、残り6試合で勝ち点差は9に開いた。千葉戦には1175人の観客が詰めかけ、セットプレー時などでは今節から解禁された手拍子で選手を後押しした。豊富な運動量で何度も相手の攻撃の芽を摘み、1アシストも記録してプレーヤーオブザマッチに選ばれた主将のMF柴田華絵(28)は「本当にチームとしての雰囲気もいいですし、難しい試合も勝つことができている」とチームの勢いに自信をみせた。14年の優勝メンバーでもあり、6季ぶりの頂点へ向けては「負けないというところも大事だと思いますし、1試合1試合、目の前の試合を一生懸命戦いたい」と引き締めた。

次節は優勝を争う日テレとアウェーでの直接対決を迎える。ホームでの前回対戦では1-0で勝利。DF長船加奈(30)は「(日テレが)今節負けていると言っても個人の力もあるし、油断しないこと。自分たちも自信はついてきている。まずは守備から入って、1対1で負けないことだと思います」と大一番を見据えた。