浦和レッズのDF岩波拓也(26)が連敗ストッパーとしての意識を高めた。

10日のサガン鳥栖とのアウェー戦に備え、7日にはさいたま市大原サッカー場で他選手とともにチームで練習再開。次節はDFトーマス・デン(23)が出場停止となり、岩波は9月26日の横浜FC戦以来、3試合ぶりのスタメン出場への期待がかかる。5連戦が終了し、チームは現在3連敗中。久しぶりに中5日でリーグ戦を迎えることもあり「試合が空く中でもピリッとできているし、流れを変える良い週にしたい」と強い決意を示した。

連敗中ではあるが、今季から取り組む最終ラインからパスをつなぐサッカーは成熟しつつある。ただし勝利という結果には結びついていない。岩波は「結果が一番だと思う。みなさんが求めるのは結果。浦和レッズは誰もが結果を求めるし、勝ちたい思いがあるので、もっとピッチで表現しないといけない」と厳しい表情。この日はゲーム形式のメニューに多くの時間が割かれた。練習中や練習後には個別に選手間でコミュニケーションを取りながら連係の確認に取り組むシーンが多かった。「流れを変えるためにも、戦いのギアを上げるためにも全体で練習がやれるのは良いこと」と手応えも口にしていた。