藤枝MYFCは0-0でAC長野パルセイロと引き分けに終わった。

終盤はパワープレーで押し込むも、最後まで無得点。J2ライセンス交付の正式決定後、チームは3戦勝ちなし(1分け2敗)で、J2自動昇格圏の2位ロアッソ熊本とは勝ち点10差に広がった。

終盤の猛攻もゴールに結びつかなかった。藤枝は0-0で迎えた後半26分、FW吉平翼(22)に代わってFW森島康仁(33)が途中出場。ロングボールを多用した攻撃に切り替えた。同ロスタイムには、FKから森島が頭で合わせてネットを揺らすも、ファウルの判定でノーゴール。石崎信弘監督(62)は「メンバーチェンジで自分たちのリズムに戻せなかった」と唇をかんだ。

相手は前節終了時で2位の難敵。勝てば、上位陣との勝ち点差を縮められるチャンスだった。先月28日に来季J2ライセンス交付が正式決定したが、その後の3戦勝ちなし。見えない重圧とも闘っている。吉平は「毎試合勝たなければいけないし、今日も僕が決めていれば勝ち点3は取れた」と悔しさをにじませた。

18日の次戦は首位ブラウブリッツ秋田とアウェーで対戦する。石崎監督は「いい準備をしてチャレンジしたい」と仕切り直しを誓った。【神谷亮磨】