東京オリンピック(五輪)世代の湘南ベルマーレGK谷晃生(20)が、柏レイソルFWオルンガ封じに向け、静かな闘志を燃やした。

18日に控える柏とのホーム戦に備え、16日には平塚市内で非公開練習に臨んだ。現在21ゴールを挙げ、J1得点ランク1位を独走するオルンガ対策について、谷は「どこからでもシュートを狙ってくる。質も得点力を見たとおりすごい。もっと守備をシビアにつかせ、ロングボールも増えてくるので、自分の役割をもっと増やしていければ」と警戒しながら気合を入れた。

6戦連続スタメン出場中の谷だが、この間のチームは6連敗と苦しんでいる。最下位脱出を目指し、まずは連敗ストップしたいところだ。

「オルンガ選手を含め、良い選手が相手にいる中で試合出場できている。1秒、1プレーが自分の経験になっている」と手応えを口にした谷は「チームを勝たせるプレー、勝たせるGKにならないといけない」と口元を引き締めた。

前節のセレッソ大阪戦では後半ロスタイムに失点して敗れた。湘南の守護神は「終盤の失点が多い。90分間通し、いかにDFラインやチームを後ろから統率していけるか。あとは自分のプレーでどこまで抑えられるかが重要になる」とポイントを挙げていた。