サッカーなでしこリーグ1部のジェフ千葉レディースが22日、千葉市役所で熊谷俊人千葉市長を表敬訪問し、来年9月に開幕する女子プロリーグ「WEリーグ」への参入決定を報告した。

WEリーグには17団体が初年度の参入申請を行い、審査の末、11クラブでスタートすることが15日に発表されていた。この日は森本航社長と猿沢真治監督、選手を代表して主将のMF瀬戸口梢、MF岸川奈津希が出席。熊谷市長からお祝いの言葉を受けた森本社長は「結果が出るまで非常にドキドキしていました。カップ戦優勝など、実績も残してきたクラブ。今後も存在感をアピールしていきたい」とあいさつした。

熊谷市長からはサポートを約束されると共に「また見に行こうと思えるサッカーを」と女子サッカー発展への期待の言葉もかけられた。チームは今季から指揮を執る猿沢監督のもと、走り勝つアグレッシブなサッカーを掲げて強化を進める最中にある。猿沢監督は「期待に応え、見る人が感動するサッカーをしたい」と意気込み、瀬戸口も「新たな責任感も生まれますし、今のサッカーをさらに追求していきたい」と力を込めた。

WEリーグには千葉のほか、同じなでしこリーグの日テレら8クラブと新規設立の大宮、広島が参入する。男女の国内リーグを通じて初の秋春制を採用しており、プロとして男子にはない最低年俸も設定。昨季までプロリーグであるドイツのクロッペンブルクで約2年間プレーしていた岸川は「日本で女子のプロリーグができるのは夢のような話。千葉、そして全国の女の子に女子サッカー選手になるという夢を追いかけてもらえるようにしていきたい」と誓った。【松尾幸之介】