柏レイソルのDF古賀太陽(21)が、22歳の誕生日にあたる28日のFC東京戦での「バースデー白星」に意欲を見せた。

プロ4年目で誕生日が試合に重なるのは、18年のJ2アビスパ福岡時代に続き2度目。福岡時代はホームでツエーゲン金沢戦で2-2の引き分けだった。古賀は2連敗中のチームの状況に触れ「誕生日に試合は貴重なタイミングですし、勝ち点3はマスト。勝つことだけを考えたい」と勝利へのこだわりを口にした。

11月7日にはルヴァン杯決勝で再び東京と対戦する。大一番の直前で、リーグで同じ相手と戦うことに「そこまでルヴァンは意識していない。それよりも、連敗中ですし。もう1回立て直したい気持ちの方が強い。リーグで上の順位に行くことを意識している」と一戦必勝を口にする。

今季は本職の左サイドバックに加え、センターバック、右サイドバックも務め、横浜FC戦では主将マークを付けてピッチに立った。チームをよりよくするために自らの意思を口にすることも増え、主力の自覚が芽生えている。若手だからと甘んじることはない。

22歳の目標として「東京五輪は来年に延期されて、まだまだチャンスがある者だと思っている。そこを1番の目標で取り組んでいきたい。そのためにも、チームでより信頼される存在になれるようにピッチで頑張りたい」と目標を掲げた。【岩田千代巳】