浦和レッズFW興梠慎三が「W王手」をかけた。

前半3分。右サイド中盤からの速いクロスに、ファーサイドから動きだし。ワンタッチで相手DFを振り切ると、右足ボレーでGKの股を抜いた。今季9点目。12年の鹿島時代から続く9年連続2桁得点にあと1点とした。さらにこれでJ1通算156点目。歴代3位の元日本代表FW中山雅史にあと1点に迫った。それでも、中2日で迎えた試合は引き分け。「記録を変えるために、試合をしているわけではない。チームのために点を取ることが大前提。そこはあまり気にしていない」と目の前の試合に照準を定める。