全国高校サッカー選手権の大阪大会決勝が、14日に大阪・ヤンマースタジアム長居で予定され、履正社は、6大会ぶり3度目の全国出場を目指し、金光大阪と対戦する。13日は、茨木市内のグラウンドで、強豪に競り勝ち勢いに乗る金光大阪をイメージして調整した。

平野直樹監督(55)は「総合力では(履正社に)分があると思う」と自信をのぞかせつつも、警戒心は緩めず。セットプレーやロングスローなど、金光大阪の特長を意識し「勝負だから何が起こるかわからない」と気を引き締めた。

湘南に入団が内定しているMF平岡大陽(3年)は「いつも緊張するし『負けたら? いいプレーができなかったら? どうしよう』とか考えちゃいますね」と苦笑。それでも「いい緊張感なら気づかないうちに解けている。明日もそうなればいいですね」と話し、全国切符をつかみに行く。【佐藤あすみ】