既にG組1位通過を決めていたヴィッセル神戸は水原(韓国)に完敗し、通算2勝2敗で1次リーグを終えた。

本来なら神戸は控え中心で臨める試合だったが、主将のMFイニエスタやMF山口、DFフェルマーレンら主力も半数ほど入れた先発を組んだ。一方で水原は1次リーグ突破のためには2点差勝利などが求められ、前半から圧力をかけて得点を狙いにきた。

CKや長短のパスで攻撃を組み立てたイニエスタは前半だけで交代。中2日で迎える決勝トーナメント(T)1回戦へ、疲労を残さないための起用だった。

その直後の後半4分、神戸は水原にCKから先制点を許した。同23分にもMF安井のハンドで与えたPKを決められて2失点目。神戸は後半開始から出場したFWドウグラスを中心に攻めたが、最後までゴールを奪えなかった。

2点差で勝った水原は、逆転でG組2位突破を果たし、7日の決勝T1回戦ではH組1位の横浜Fマリノスとの対戦が決まった。初出場で優勝を目指す神戸は、同じく7日の決勝T1回戦でH組2位の上海上港(中国)と対戦する。