FC東京がホームでサンフレッチェ広島に1-0で勝った。明大から加入し1年目のDF中村帆高(23)がプロ初ゴールを決めた。

後半20分、左サイドからペナルティーエリア内に走り込んでMF三田からのパスを受け、左足を振り抜いて左上へ決めた。スタンドに走ってガッツポーズし「あまり覚えてないけど、入ってよかった」と照れ笑いを浮かべた。

カタールでのACLでは再開後初戦となった上海申花(中国)戦で先発も、次戦からはスタメン落ち。アジアの厳しさを経験した。「結果を出せずに悔しい思いで(今季を)過ごしてきた。自分の得点で勝利できて、やっとチームの一員になれたかなと思う」と、安堵(あんど)感もにじませた。長谷川監督も「決めきる選手ではなかったが、アジアの経験でたくましくなった」と高評価。残す19日の最終節でも爪痕を残し、笑って初めてのJ1を終えたい。