昌平(埼玉)が、鹿島アントラーズ内定コンビ、主将のMF須藤直輝(3年)とMF小川優介(3年)の得点などで創成館(長崎)に快勝した。

前半17分に1年生唯一のスタメンMF荒井悠汰の得点で先制すると、同39分にはアルビレックス新潟内定FW小見洋太(3年)のスルーパスから須藤が、ロスタイムにはCKのこぼれ球を拾った小川がゴールを決めて、3-0と大量リードで折り返した。後半は追加点を奪えなかったが、危なげない試合で昨年に続くベスト8入りを決めた。

須藤は今大会3試合目にして初ゴール。「(2回戦までに)決められなかったので、貪欲に狙っていた。洋太がいいパスをくれた。決めるだけだった」と、完璧なタイミングでスルーパスを出した小見に感謝した。

昨年の前回大会は準々決勝で青森山田に敗れて敗退した。「去年は悔しい思いをした。今回ここからが本当の勝負だと思っている。1戦1戦しっかりと戦って歴史を塗り替えていきたい」と、昌平初の選手権4強入りへ照準を定めた。