ジェフ千葉レディースは8日、ブラジル女子1部アバイ・キンダーマンに所属していたMF藤尾きらら(22)を完全移籍で獲得したと発表した。

藤尾は高校女子サッカーの名門、日ノ本学園出身で、中盤でのドリブルやパスなどでチャンスメークする万能型MF。卒業後は、なでしこリーグクラブからの誘いを断って単身ブラジルへ渡ると、3度の入団テストを経て現地クラブと日本人女子選手初のプロ契約を締結。昨年で同国3季目のシーズンを迎えていた。

昨年は所属するアバイ・キンダーマンでブラジル女子全国選手権準優勝も経験。契約延長も打診されていたが、コロナ禍の情勢等も考慮しながら今後を模索していたところ千葉からオファーが届き、国内復帰を決断したという。

藤尾はクラブを通じてコメントを発表し「チームの一員になれたことをうれしく思います。1試合でも多く勝利に貢献できるよう、応援してくださっている皆様が楽しんでいただけるよう、全力を尽くしていきます。よろしくお願いします」とつづった。