アグレミーナ浜松(静岡)は、今季ホーム最終戦を白星で飾れなかった。ヴィンセドール白山(石川)に1-3で敗れ、順位を暫定5位に落とした。試合開始早々、Fリーグ特別指定選手の石川颯(21)が先取点を挙げたが、前半のうちに逆転を許し、流れを相手に譲った。山元優典(まさのり)コーチ(40)は「先制して浮足だったわけではないが、もう1度ベンチで引き締めるべきだった」と悔やんだ。

鷲北一輝主将(29)は、試合後のファンへのあいさつで「コロナ禍で大変な中、会場へ足を運んでくれたのに申し訳ない」と唇をかんだ。今季は早い段階で1部昇格の可能性が消え、チームの士気を高めることに苦心したという。浜松アリーナでの今季3戦で1勝もできなかったが、24日の最終節・ポルセイド浜田(島根)戦に向け「『勝つ意識』をチーム全体で持ち、良い気持ちでシーズンを終えたい」と前を向いた。【河合萌彦】