元日本代表の北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(41)が16日、オンライン取材に応じた。19年夏に札幌からJ2FC琉球に移籍したが、約1年半ぶりに古巣復帰することになった。

「若いチームなので、自分が持っている考えなどを少しでも選手に伝えられれば」と、ベテランとして若手を導く覚悟を示した。

札幌サポーターからは歓迎の声が上がっており「すごく喜んでもらえていることはうれしいけど、逆に言うとプレッシャーもある。みなさんをがっかりさせないようにやっていきたい」とちゃめっ気を見せ、「さびていないと思われるように、しっかりいいものを見せられるように頑張りたい」と意気込んだ。

昨年末にFC琉球退団が発表され、その後札幌からオファーを受け、復帰を決断した。決め手は「また素晴らしい環境の中でサッカーがしたい」という思いだった。早期復帰は「さすがに想像できていなかった。不思議な感じ」と笑うが「またJ1でチャレンジできるのはうれしかった」と、喜びを感じている。

「簡単に試合に出られる状況ではない。たくさん素晴らしい選手がいる。そういう選手たちにトレーニングで競い合って、そこを勝ち抜く」と見据える。今年42歳。J1で得点すれば最年長記録(41歳3カ月12日)の更新となり、記録を達成する天才のゴールにも期待がかかる。