J1大分トリニータに完全移籍で新潟から新加入のFW渡辺新太(25)が、プロ4年目で迎える初J1での活躍を期した。

1月30日から実施中の鹿児島キャンプ後、オンライン取材に対応した。大分でも、J2アルビレックス新潟初年度(18年)に背負った縁起のいい背番号「16」で挑むが「16は新潟で1年目の背番号だった。J1舞台も初めて。一番最初なので初心に戻る気持ちがあった。(新潟の)1年目で2桁(得点を)取っているので、いい番号だと思っている」と言い、験を担ぎJ1でも暴れる覚悟だ。

渡辺は、シャドーや1トップなど攻撃的位置での活躍が期待される。昨季はキャリアハイペースでゴールを量産していた。だが、9月下旬に右足第5中足骨骨折し全治3カ月。手術を経て、シーズンオフはリハビリ中心に過ごしてきた。

すでに全体練習には合流している。ただ、現在のコンディションについては「100パーセントにはまだまだ。ゲーム形式などでゲーム感覚や体力的な部分を少しずつ補っている感じ。練習試合が何試合かあるので、もっと良くしていきたい」と燃えた。

キャンプ中は、大分3年目のDF三竿雄斗(29)と同部屋で「部屋ではよくしゃべる」と言い、雰囲気にもだいぶ慣れてきた。大けがの試練を乗り越え、新天地で輝いてみせる。【菊川光一】