今季からJ1のアビスパ福岡が宮崎キャンプから一夜明けた10日、福岡で今月下旬のリーグ開幕へ調整を進めた。この日午前、福岡市内で約2時間の練習。就任2年目の長谷部茂利監督(49)がオンラインで取材に対応した。

コロナ禍、例年とは違う対策もとった。宿舎は1人部屋、食事会場では円卓を使用せず前を向いて1人で食事をするスタイルを導入するなど、感染防止策を徹底しながら、1月30日から2月9日まで宮崎市でキャンプを行った。

長谷部監督は、キャンプを終えて「課題はたくさんある。攻守の連係に伴う選手同士の長所をまだまだ理解しあっていない」という現状。しかし、「開幕までに完成形は難しいが、少しでも近づけた形で挑みたい」と前向きだ。

この日、一部選手が体の張りなどで外で行う練習を回避したが、負傷離脱者は出ていないという。

また、外国人の入国制限で、新加入のベルギー人MFジョルディ・クルークス(27)の来日めどが立っていない。だが、指揮官が「戦力は十分整っている」というチーム一丸で目標の10位以上、勝ち点50以上を目指す。