J3アスルクラロ沼津の今井雅隆監督(61)らが17日、静岡・沼津市役所を訪れ、頼重秀一市長(53)を表敬訪問した。就任2年目の指揮官は「石にかじりついてでも戦う。ボールを大切にするスタイルを通じて、クラブの魅力を感じていただきたい」と決意表明。頼重市長は「選手がひた向きにプレーする姿は、市民にも届いている。スポーツの力で地域に元気を与えてほしい」と激励した。

20日の第2節・ホームFC今治戦(午後1時、愛鷹)で、今季開幕を迎える。MF菅井拓也主将(29)は「目標は優勝。毎日を大切にして、成長していきたい」。沼津U-18から昇格した、ルーキーのFW杉本大雅(18=伊豆の国市出身)は「アカデミーの代表として、後輩たちへ夢を与える存在になりたい」と続いた。

また、クラブの選手会から、沼津市に12万円が寄付された。寄付金は新型コロナウイルス対策に使われる。菅井は「沼津市のために役立てていただければ」と話した。【古地真隆】