横浜F・マリノスのFWエウベルに、来日後初ゴールが生まれた。

後半20分、ボランチのMF天野からゴール前にフィードが入った。相手DFを背負ったFW前田が左足で落とすと、フリーのエウベルが右足でボレーシュートを決めた。

今季加入後、リーグ戦5試合目でようやく得点した。エウベルは「ホッとした気持ち。監督が僕を信じて、使い続けてくれたからこそのゴール」と話したが、「勝利で飾りたかった」と笑顔は少なかった。

横浜のシュートがバーやポストに阻まれる場面は、試合をとして3度あった。1点のリードを守れず、後半30分には同点に追い付かれた。

ポステコグルー監督は「エウベルの初ゴールはいいことだが、攻撃陣全般には全く満足していない。もう少しアラートにできた部分、落ち着いてできた部分はあった」と不満げな様子。

さらに「歯が立たなかったなら分かるが、あれだけのチャンスを作って1ゴール。どう満足するのか」と、決定力不足を嘆いた。