J1清水エスパルスMF西沢健太(24)が、今季ホーム初勝利へ意欲を示した。3日は静岡市内で最終調整。4日の徳島戦(アイスタ、午後2時)に備えた。これまでホームでは、2戦2分け。三度目の正直となる白星だけを目指す。「アドバンテージを生かして、サポーターと喜びを分かち合いたい」と希望した。

前節の柏戦(2○1)で今季初先発。先制点をアシストするなど、フル出場して勝利に貢献した。徳島戦もサイドハーフで起用されることが濃厚。「まずは失点しないこと。勝利を最優先に、その上で個人の結果もついてくれば」と力を込めた。

守備の安定が結果につながっている。現在公式戦2連勝中。2試合で1失点と、手堅い試合運びで勝利を重ねている。ロティーナ監督(63)は「失点が少ないのは良いこと。だが、これが普通の状態にならなければいけない」と、堅守の継続を求めた。

今季昇格した徳島とのJ1での対戦は、2014年以来7年ぶりとなる。西沢は「組織的な守備から、迫力のある攻撃につなげたい」。現在リーグ6試合を終えて、2勝2分け2敗と五分の成績。ホームで勝利をつかみ、白星を先行させる。【古地真隆】