清水エスパルスは前節から中2日で迎えた一戦で、先発6人を変更した。MF宮本航汰と、DF奥井諒が今季初スタメン。過密日程を考慮し、フレッシュなメンバーが名を連ねた。

立ち上がりは膠着(こうちゃく)状態が続いた。中盤で激しくボールを奪い合う展開。その中で最大のチャンスは前半33分。敵陣でボールを奪ってカウンター。最後は3試合ぶり先発のMF中山克広が右足で狙うも、わずかに枠を外れた。反対に一瞬の隙を突かれた。同40分にCKから失点。手痛い先制点を許し、0-1で前半を折り返した。

積極的な交代策で状況の打開を試みた。後半17分までに4人を交代。徐々に攻勢を強めた。同24分、中山の右クロスに途中出場のFW後藤優介が飛び込むも、わずかに合わなかった。ゴールが遠い展開が続くと、同45分に2点目を奪われて万事休す。0-2で完封負けを喫し、今季初の連敗となった。

リーグ浦和戦は、最近14試合勝ちなし(4分け10敗)となり、長いトンネルが続く。次節は11日、アウェーで神戸と対する(ノエスタ、午後5時)。3連敗だけは何としても阻止したい。【古地真隆】