J1浦和レッズを退団し、J3FC岐阜に移籍した元日本代表MF柏木陽介(33)が“ホームデビュー”を飾れなかった。

0-0の後半25分から途中出場。最終ラインまで下がってゲームを組み立てようとしたが同35分、ロアッソ熊本に先制ゴールを決められて、そのまま逃げ切られた。岐阜は2連敗となった。

試合後、オンラインでの会見に臨んだ柏木は「自分が入って2連敗は何と言っていいのか。自分が入った後に失点している。個人としても残念な試合。申し訳ない気持ちがあります」。初出場した前節の富山戦に続き、0-1の惜敗に厳しい表情を浮かべた。

柏木は今年2月の沖縄キャンプ中、クラブから外出禁止令が出ているにもかかわらず、外食に出かける規律違反をおかした。前年秋にも同様の違反があり、10年度から在籍し主力を担っていた浦和を退団した。手を差し伸べてくれた岐阜へ恩返しの気持ちしかないが、結果につながらない。

「監督、選手としっかりコミュニケーションをとって自分の良さを出す。それができてこその一流選手だと思っている。最初から出られたらもっとリズムを作れると思うが、途中からでも結果を出さないといけない。連敗は非常に痛い。この連敗を断ち切って前に進みたい」と話した。