神戸はMFアンドレス・イニエスタ(37)が今季初ゴールを決めながら敵地で浦和に2-2で引き分け、2戦合計3-4で準々決勝進出を逃した。1点を追う後半32分、FKを獲得。右足から放たれたボールはゴール右隅に吸い込まれた。元日本代表の浦和GK西川は全く反応できず。イニエスタは「あのゴールでチームとしても逆転に向けて士気を上げることができたが、最終的に結果が出なくて残念」と悔しそうだった。

ケガで出遅れていたイニエスタにとって、得点は昨年12月7日のACL、上海上港戦以来。フル出場で最後まで果敢に攻めたが、勝利は届かなかった。三浦監督は「次に進めなかったのは非常に残念だが、狙いは出せた」。一方のイニエスタは「チームとして重要な局面でミスがある」と課題を指摘し、今後に生かす考え。試合前にはツイッターに「頑張って、クリスティアン!」と投稿。デンマークのMFエリクセンに激励メッセージを送っていた。【三宅ひとみ】