J1清水エスパルスは21日、ホームタウンの静岡市内で誕生した赤ちゃんに「エスパルスオリジナルベビースタイ(よだれかけ)」を5200枚寄贈した。同市と協働で行う子育て支援事業「ハロープロジェクト」の一環。同市役所静岡庁舎で行われた寄贈式では、市民を代表して来場した志村真梨子さん(32)と長男律橙(りつと)ちゃん(4カ月)にも贈られ、志村さんは「(子どもが)エスパルスのスタイをつけて、すくすく成長してくれたら」と話した。

同活動は2012年から始まり、今年で10年目となる。出席したクラブの山室晋也社長(61)は「エスパルス20周年の企画で始まり、多くの子どもたちを育んできた。チームはいま苦戦しているが、これからです。勇気や元気を届けたい」。しずてつジャストラインも協賛し、今年の図柄にはバスを描いた。田辺信宏市長(59)は律橙ちゃんの名前について「橙の字はだいだい(オレンジ)。まさに寄贈式にふさわしいお子さん」と語り、エスパルスのチームカラーに重ね合わせた。【倉橋徹也】