川崎フロンターレが1試合を残してACL1次リーグ突破を決めた。FWレアンドロ・ダミアンのハットトリックで、I組最大の難敵大邱に競り勝った。

序盤はデコボコのピッチに苦戦したが、前半34分、東京五輪日本代表MF三笘のシュートのこぼれ球に素早く反応したダミアンが、ダイビングヘッドで先制。同43分に同点とされ、前半は1-1で折り返した。

後半19分、MF脇坂が敵陣ペナルティーエリア付近でボールを奪うと、パスを受けたダミアンが右足シュートで勝ち越し点を決めた。同42分には三笘が得意のドリブルで左サイドを突破し、マイナスのパスを受けたダミアンが3点目を突き刺した。

5連勝で1次リーグ突破が決まった。主将の日本代表DF谷口は試合後、「このゲームを勝って1次リーグを突破しようと、強い気持ちで試合に入った。相手もパワーがあったが、難しい時間も我慢してじれずに戦った結果、勝つことが出来た。1次リーグを突破できて、すごくホッとしている」と話した。

5試合を終えて23得点の川崎Fは、既に1次リーグ全日程を終えている西地区のクラブを含めて、暫定で最多得点チームとなっている。またレアンドロ・ダミアンは、1次リーグ3戦6得点。昨季まで柏レイソルでプレーしたFWオルンガ(アルドハイル)の9得点に次いで、ACL得点ランク2位タイにつけている。