J2ジュビロ磐田は1-2でモンテディオ山形に敗れ、13試合ぶりの黒星を喫した。前半に2失点。後半はFWルキアン(29)のゴールで1点差に迫るも、その後は再三の決定機を決めきれなかった。ただ、次戦につながる「負け方」だった。

90分間で放ったシュートは今季2番目に多い「19本」。後半だけで12本のシュートを浴びせた。FW大津祐樹(31)は「追いつけるチャンスはあったし、内容を考えたら、そこまでネガティブになるゲームではなかったと思う」。精彩を欠いた前半の反省を生かし、後半は終始相手を圧倒。展開を変えられる「修正力」がついてきた。

リーグ戦は約3週間の中断期間となる。FWルキアン(29)は「この後が大事で、負けをきっかけに自分たちが何を直さなければいけないのかを確認したい。再開の時にはより一層強いチームで戻ってこられるようにやっていく」と前を向いた。13試合ぶりの敗戦が無駄にならないためにも、この3週間を有効活用してほしい。【神谷亮磨】

▽得点経過 前半1分(山形)林誠道 前半37分(山形)中原輝 後半8分(磐田)ルキアン