清水エスパルスは1-1で名古屋グランパスに引き分けた。FWチアゴ・サンタナ(28)が同点ゴール。最近リーグ7戦勝ちなし(4分け3敗)となったものの、敵地で最低限の勝ち点1を積み上げた。

4試合連続で先制点を許す苦しい展開だったが、チーム最多得点のストライカーがチームを救った。後半29分、サンタナが加入後初スタメンとなったFW藤本憲明の右クロスを右足ボレーで合わせて今季8点目。ゴール左隅に流し込んだ。ブラジル人助っ人の9試合ぶりのゴールで試合を振り出しに戻した。その後は一進一退の攻防が続く。最後まで勝ち越し点こそ奪えなかったが、リーグ戦3連敗中だった名古屋相手に引き分けに持ち込んだ。

次節は来月11日、アウェーで鳥栖と対戦(駅スタ、午後7時)する。厳しい残留争いを強いられるが、粘り強く勝ち点を積み上げるしかない。

▽ロティーナ監督 すばらしい陣容を持つ名古屋からの勝ち点1は評価できる。攻守両面での成長を感じた。改善が必要なのはフィニッシュの精度だと思う。