J1昇格圏内浮上に向けて負けられない5位のモンテディオ山形が、痛すぎる2連敗を喫した。ホームで9位水戸ホーリーホックに0-1で競り負け、今季2度目の連敗となった。前節8月28日の山口戦では1-2で敗れ、5月16日の愛媛戦から指揮しているピーター・クラモフスキー監督体制で初黒星。無敗記録も「12」で止まっただけに、再起戦となる今節にかける思いは強かったが、結果はついてこず、8位に後退した。

15本のシュートも不発に終わった。前半16分にMF加藤が負傷交代するアクシデントがあり、その6分後の同22分に先制を許した。同38分にMF藤田、MF堀米、同39分にFWヴィニシウス・アラウージョ、同ロスタイムには堀米、DF野田がゴールを狙い猛攻を仕掛けるも、同点に追いつけず、前半が終わった。後半は決定機でパスがずれるなど前半に比べてシュートシーンは少なく、1点が遠かった。今夏に加入し、前日3日に選手登録されたFWマルティノスはメンバー外だった。

ここ3試合未勝利(1分け2敗)となり、クラモフスキー監督は「一番大事なのはしっかり試合を分析し、パフォーマンスを見直すのが重要。自分たちが今やっていることをより良くしていくだけだと思うし、結果が出ていたとしても同じことを言っていると思う」と前を向いた。次戦は11日にアウェーで3位新潟と対戦し、14日はアウェーで7位長崎、18日はホームで2位京都と8日間で上位陣と3連戦。残りは15試合、J1昇格へ3連敗は許されない。