国内初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が開幕した。

午前10時のキックオフを前に、会場では岡島喜久子チェア(63)が開幕宣言を行った。

「日本の女子スポーツの新しいページが、本日開きます。ウーマンエンパワーメント(WE)という名前で、日本のジェンダー平等を前に進める、覚悟のリーグです。世界一の女子サッカーと世界一の女性コミュニティーの実現に向けて、そして多様な生き方と夢が生まれる社会を目指して、みんなが主人公になるために、WEリーグがステージとなります。2021年9月12日、WEリーグの開幕を宣言します。WEリーグチェア、岡島喜久子」

1993年5月15日、Jリーグの開幕宣言で、当時の川淵三郎チェアマンは「スポーツを愛する多くの皆様に支えられてて、Jリーグは今日ここに、大きな夢の実現に向かって、その第1歩を踏み出します」と“スポーツ”のくくりで話したことが話題となった。

岡島チェアの開幕宣言は「日本のジェンダー平等」「多様な生き方と夢が生まれる社会」など、リーグが社会全体に影響を与えることを意識したものだった。

指導者や役員に女性を登用することを求めるなど、女性活躍社会のけん引役になることを目指すWEリーグ。大きな使命をもったリーグが9月12日、スタートした。