北海道コンサドーレ札幌は29日、26日に77歳で亡くなった石屋製菓の石水勲名誉会長への野々村芳和社長(49)の追悼コメントを発表した。石水氏は96年のクラブ創設に尽力し、現在はクラブを運営会社コンサドーレの最高顧問を務めていた。

野々村社長のコメントは以下のとおり。

「石水さんへ もし石水さんがいなかったら、今のコンサドーレは存在していただろうか? 貴方の想いが、たくさんの人の想いを共有できるクラブに成長させてくれました。僕に社長としてコンサドーレに関わる機会を与えてくれたのも貴方でした。『北海道全体から支持されるクラブ』『J1に定着して時々タイトルを狙えるクラブ』勝ち負けで一喜一憂する中でも、心を落ち着けて少し長いスパンで考えることができ、ビジョンの重要さに気付かせてくれました。タイトルを獲るところを見ていただけなかったことが残念ですが、コンサドーレは石水さんが思い描いたクラブに近づいています。石水さんはいつも人の想像の上を行っていましたが、今度はコンサドーレが貴方の想像の上をいけるように歩んでいきます。サッカーを日常にしてくれたこと、感謝しかありません。ありがとうございました。 野々村芳和」