藤枝順心が常葉大橘を3-0で下し、10連覇を達成した。MF窓岩日菜主将(3年)が前半29分、左サイドからのシュートでチーム2点目を挙げた。前日23日の準決勝・東海大静岡翔洋戦の1得点に続き、2試合連続ゴール。「気持ち良かった。やるべきことをピッチでやれて勝ちきれた」。今夏の全国総体決勝で神村学園(鹿児島)に敗れ、準優勝に終わっただけに、全国優勝にかける思いは強い。「県10連覇は通過点。目標は全日本選手権での3連覇」と力を込めた。

部員60人はAチーム30人とBチーム30人に分かれ、昇格と降格を繰り返しながら、チーム力を上げている。この日は準決勝から先発4人を入れ替えたが、強さは変わらなかった。中村翔(かける)監督(32)は「県王座を譲る気はなかった。全国大会に向けて、戦力は上がっている」と手応えをつかんでいた。

来月6日開幕の東海大会(愛知県)に、常葉大橘とともに出場。上位3チームの全国大会出場権を目指す。【倉橋徹也】