鹿島アントラーズは18日、カシマスタジアムで20日の大分トリニータ戦に向け調整を行った。現在4位で、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内(3位以内)に向け、残り3試合はもう落とせない状況だ。相手の大分も残留争いの最中におり、難しい戦いが予想される。6月のアウェーでの大分戦ではシュート3本に終わりスコアレスドローだったが、MFファン・アラーノ(25)は「前回はあまり良くない内容だったが、今は状況が変わっている。あのころのチームと比べたら成長もしている。自信をもって次の試合に臨めているし、勝ちにこだわっていきたい」と自信をのぞかせた。チームは現在、3連勝中。先発も定着し、より選手間の連係も深まっていると自負している。

チームは2年連続で開幕ダッシュに失敗し、今季も無冠に終わった。ファン・アラーノも「最初がなければ、優勝争いができていたのかなと。ACL出場権が目標に変わったが、目的意識を失わずにやり続けることが大事」と前を向く。カシマスタジアムでの練習にも「芝生、自分の立ち位置、周りの景色。いろんなものを細かく修正、確認することが出来る。すごく貴重」と話す。ホームアドバンテージを生かし、ACL出場をつかみにいく。