日本サッカー協会(JFA)は16日、主管する天皇杯の準決勝、川崎フロンターレ-大分トリニータ戦(12日、等々力)を観戦した観客1人が新型コロナウイルス陽性となったことを発表した。

同日には政府が、当該観客が変異株「オミクロン株」の陽性者の濃厚接触者であることを明らかにした。接触のタイミングが試合前だったのかなどの経緯については、日本協会は「プライバシーにも関わる部分」として回答しなかった。

担当する保健所による判断で、スタジアムでの濃厚接触者はいないという。陽性者は試合当日のスタジアムでの検温などで異常はなく、試合中も常時マスクを着用して声を出さないなど、感染対策のプロトコルを遵守していた。

天皇杯は19日に浦和レッズと大分トリニータによる決勝が国立で行われる。現状では観客収容100%での開催は変わっていない。