鹿島アントラーズは26日、茨城・カシマスタジアムでアカデミー生と鹿島OB選手による試合を開催した。

この試合は、鹿嶋市とのタッグで育成組織専用の練習場新設のため、3億円を目標額にしたふるさと納税型のクラウドファンディングの返礼品。最終的に総額2億4513万8000円が集まった。

第1試合は、U-13と名良橋晃氏(50)、秋田豊氏(51)らOBによる一戦。攻め込むアカデミーチームと懸命のディフェンスを見せるOBチームへたびたび歓声と拍手。「代えて、代えて」と自ら交代を申し出る秋田氏には、場内から笑いも起こった。

ピッチサイドから大型ビジョンに登場したユース監督の柳沢敦氏(44)は「動ける選手、そうでもない選手もいますが、それも含めて楽しんでもらえれば」と笑顔で話していた。

30分制で5試合が行われ、OBからはテクニカルアドバイザーを務める小笠原満男(42)氏、内田篤人氏(33)ら豪華な面々が出場予定。鹿島の育成組織出身で現役のFW上田綺世(23)もメンバーに名を連ねた。