4年連続で決勝進出した青森山田は、危なげない試合運びで大津(熊本)を下して、3大会ぶり3度目の優勝を飾った。

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1年時からレギュラーを張ってきた10番で主将、FC東京内定のMF松木玖生(くりゅう、3年)は「1年の頃は自由にやらせてもらって、2年になると個で(仕掛けに)いきたい気持ちが芽生えてきたけど、この最後の大会は、自分が犠牲になってでもチームを勝たせたい気持ちで頑張りました」と振り返った。

フォア・ザ・チームを徹底した結果、今大会4得点。「犠牲になれば必ず自分のところに(ボール)転がってくると思うので、そこは今回の大会で得た収穫だと思います」と松木。「今日の試合は、今季通して1番、2番を争うくらいの結果だったかなと思います」と、相手をシュート0に抑えた高校ラストマッチに胸を張った。

黒田剛監督(51)も、松木について「注目される中でも決して『自分、自分』にならないようにコントロールできたと思うし、その姿を見てみんなが必死についていった。我を殺してチームのために走り、跳び、決めることろまで結果として示してくれた、最高の主将だったと思います」とねぎらった。

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