J1清水エスパルスの新体制発表記者会見が11日、静岡市のIAIスタジアム日本平で行われ、新加入8選手が出席した。

鹿島アントラーズから完全移籍で加入したMF白崎凌兵(28)は、2018年以来4季ぶりの古巣復帰。会見では「覚悟を持って戻ってきた」と話し、タイトル獲得への思いも口にした。

決意の復帰となった。白崎は2012年に山梨学院高から加入。清水でプロ生活をスタートさせ、2017年からの2シーズンは背番号「10」も背負った。計5年半在籍した思い入れの強い清水からのラブコールを受ける形で復帰。獲得オファーには「迷いなく決めた」と明かした。

新たな挑戦と位置付けて移籍した鹿島では多くの経験を積んだ。ACLにも出場。昨季途中にはサガン鳥栖へ期限付き移籍した。白崎は「鹿島と鳥栖で得たものはあると自負している。いいものを伝えていくのも自分の役割だと思う」

大熊清ゼネラルマネジャー(57)は「自分の意志で戻ってきてくれたのは心強い。これまでの経験を生かして引っ張っていってほしい」と期待を込めた。1度は清水を離れたが、骨をうずめる覚悟で戻ってきた。白崎は「清水でタイトルを取れるように頑張りたい。結果で示していく」と力を込めた。【神谷亮磨】