川崎フロンターレは、開幕2連勝とはならなかった。

前半32分にFW家長昭博(35)の得点で幸先よく先制したが、横浜マリノス相手にまくられた。後半12分に同点とされると、1分後に勝ち越しを許した。結果的に後半だけで4失点。流れを引き戻すことは出来なかった。

鬼木達監督(47)は「やっぱり、連続失点しまったところ」と立て続けに、得点を許した場面を嘆いた。「失点はサッカーではある。ただ、連続でしないこと」と、厳しい表情だった。

王者の4失点は、19年以来3年ぶり。その時の相手も、横浜だった。鬼木監督は「失点の量で、どうこうはない。失点の質というか、起こしていけない失点もある。やらないと、いけないことは多々あった」と振り返った。「まだまだ発展途上。いろんなことを見させられたゲーム。2節を終えて、現在地として、こういうところ。自分たちが、持っているものを出せるようにしたい」と先を見据えた。