J1ジュビロ磐田のブラジル人DFリカルド・グラッサ(25)が18日、1日でも早いJリーグデビューを誓った。12日に来日し、隔離期間を経てこの日、チームに合流。磐田市内での練習ではパス回しなどに参加し、その後は別メニューで調整した。来日前は、母国ブラジルで知人のフィジカルトレーナーのサポートを受けながら練習を続けていた。「コンディションはいい。早くチームにフィットして力になりたい」と抱負を語った。

U-24ブラジル代表の一員として、昨年の東京五輪金メダル獲得に貢献。移籍の決断には、五輪の影響が大きかったという。「当時の関係者が温かく僕たちを迎えてくれた。日本にいい印象を持ったし、この国でプレーしたいと思った」。持ち味は1対1の強さと左足の正確なキック。「勝者のメンタリティーを持って戦いたい」。急ピッチで調整する。

◆リカルド・グラッサ 1997年(平9)2月16日、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。バスコ・ダ・ガマ(伯)の下部組織からトップチームに昇格。U-23、24ブラジル代表。182センチ、70キロ。左利き。