今季2年ぶりにセレッソ大阪に復帰したクロアチア人DFマテイヨニッチ(31)が27日、再加入後初めて取材に応じた。

前日26日のルヴァン杯1次リーグ大分トリニータ戦の後半途中から日本で再デビューを果たし、次は4月2日のJ1リーグ川崎フロンターレ戦(等々力)で先発復帰することが確実になった。

「川崎Fにも勇敢に戦うだけ。やるからには勝つ。相手も強いが、C大阪も強い。全力を尽くす」

C大阪には20年までの4年間在籍し、J1通算135試合11得点と絶対的なセンターバックとして活躍していたが、昨年に中国1部上海申花に引き抜かれる形で退団。今回はC大阪の要望で開幕直前に急きょ、復帰が決定。入国制限の影響で10日のチーム練習から遅れて合流していた。

「昨日は私にとって2度目のJリーグ(の公式戦)デビュー。温かい応援がうれしかった。1年しか離れていなかったので違和感はない。やはり日本はよかった。C大阪のオファーを受けて迷いはなかった」

この日、大阪市内で福井ユナイテッドFC(北信越リーグ)との練習試合が一般公開され、マテイヨニッチは連日の実戦に先発で登場し、後半途中までの出番で無失点に抑えた。

「誰とコンビを組んでもやれる自信はある。小菊監督も、私がやるべきことを明確に指示してくれている」と好感触。3連覇を目指す川崎Fは現在首位で、C大阪は8位。打倒王者へ最強DFが間に合った。