G大阪がスカッと3発快勝で、今季ホーム4戦目にして初勝利を挙げた。

見せ場は後半17分。関大出身のプロ3年目DF黒川圭介(24)が左からペナルティーエリアへ侵入し、右足でJ1初ゴールをたたき込んだ。桜満開でにぎわう万博で、2月26日浦和戦以来の今季2勝目。成長著しい24歳黒川は「練習の時に右足で決めていたので、自信を持って蹴った。何が何でもホームで勝ちたかった」と喜んだ。

開始直後にはボールをつなぐ意識が低いとして、DF昌子が「これじゃ今までと何も変わらんやん!」と声を荒らげる場面もあった。その言葉で結束。前半26分には昌子がJでは鹿島時代の18年以来となる得点を決めたように見えたが、パトリックが触れたとして得点者が変更になり「何やねん! アイツ、触っただけやん」と豪快に笑った。ミスから1点を失い片野坂監督は「喜びが半減した」とバッサリ。課題を修正し、上位争いを目指す。