セレッソ大阪は3日、同クラブで昨季限りで現役を引退した元日本代表FWの大久保嘉人氏(39)が、クラブのアカデミー技術委員に就任すると発表した。

下部組織所属の小、中、高校生らに技術指導やアドバイスをするもので、常駐ではないという。契約は同日から来年3月末まで。

技術委員長には風間八宏氏(60)が21年1月から就任しており、大久保氏が川崎フロンターレでプレーしていた時は監督、選手の関係だった。今度は同じ指導者として師弟関係が復活することになる。

J1歴代最多191得点を誇るストライカーだった大久保氏は、昨季限りでC大阪で現役を引退。将来的にはJリーグの監督が目標だった同氏にとっては、古巣で「第2の大久保」育成を手助けし、指導者としての第1歩を踏み出すことになった。

クラブを通じて「このたび、セレッソ大阪のアカデミー技術委員に就任することになりました。アカデミーの選手たちの成長の手助けができるよう、私自身も指導者としての勉強を頑張っていきたいと思います」とコメントした。