2年ぶり25度目出場の北海道代表の札幌大が山梨学院大ペガサス(山梨)に1-0で勝利し、1回戦を突破した。前半36分、MF小笠原大将(20)がペナルティーエリア内でパスを受け、右足で流し込み、先制点を奪った。1点リードを守り切り、札幌大としては05年以来17年ぶりの同大会白星。河端和哉監督(40)は「しっかりうちのエースとして活躍してくれた。評価したい」と、ヒーローとなった3年生をたたえた。

シュートは10本に対し相手には2倍打たれたが、耐えた。勝ちたい理由があった。2回戦の相手はJ1覇者の川崎F。「フロンターレと戦うのが目標だったのでうれしい」と小笠原。プロを目指すイレブンにとっては最高の挑戦となる。「自分たちは失うものは何もない。チャレンジャー精神でダイナミックなサッカーをできたら」と次戦を思い描いていた。