ジュビロ磐田は1-2で北海道コンサドーレ札幌に逆転負けし、今季初の連勝を逃した。前半8分、左CKからのこぼれ球をDF山本義道(のりみち、26)が右足で先制点。幸先よく先手を取ったが、その後は受け身に回った。小気味よくパスを回す相手の攻撃に翻弄(ほんろう)され、同28分に失点。後半も流れが変わらず、追加点を許した。山本義は「相手の攻撃に対して、うまく修正できなかった」。自身のJ1初ゴールも空砲に終わり、試合後は肩を落とした。

戦前から相手にボールを握られることは想定していた。伊藤彰監督(49)は「チーム全体をコンパクトに保って、そこからのカウンターが狙いだった」。だが、相手の鋭い切り替えで自陣に押し込まれる時間が続き、前線で起点となる選手も少なかった。放ったシュートも90分間でわずか4本。反撃も迫力を欠いた。

次戦は中2日で神戸と対戦する。相手は最下位に沈んでいるが、簡単な相手ではない。過密日程でのアウェー戦に向け、下を向いている暇もない。山本義は「切り替えることが大事」と顔を上げた。【神谷亮磨】

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