新潟レディースは千葉と1-1で引き分けた。前半8分にFW児野楓香(24)のゴールで幸先よく先制も、1-0の後半26分に失点し、勝ちきることができなかった。新潟の最終成績は4勝7分け9敗で、勝ち点は19。11クラブが参加した新リーグ1年目を8位で終えた。

新潟は開始早々の前半8分、FW児野の今季2得点目のゴールで先制した。前線にプレスをかけたMF滝川結女(22)のこぼれ球に反応し、ダイレクトで右足を振り抜きゴールネットを揺らした。「覚えていません。気がついたら(シュートを)打ってました」と児野。だが、1-0の後半26分に同点を許し、3戦連続ドロー。最終戦を勝利で終えることは出来なかった。

児野はリーグ開幕前に1試合1ゴールを目標に掲げたが、今季奪ったゴールは2にとどまった。「もっと頑張れる。貪欲にゴールを狙い、達成できなかった目標をまずは達成したい」と早くも来季に目を向ける。

MF上尾野辺めぐみ(36)は「思った以上に結果が出なく、苦しいシーズンになった。それでも自分たちの課題がたくさん見つけられた」と8位に終わったシーズンを振り返った。ゴール前の勝負強さや失点数(30)を抑えることなどを課題に挙げ、若手の成長にも期待していた。【飯嶋聡美】