6月18日に開幕するフットサル、Fリーグの「キックオフカンファレンス」が24日、東京・JFAハウスで行われた。

2部は9チームが参戦。開幕戦でデウソン神戸とヴィセンドール白山が対戦する。壇上に立った神戸の松本光平(33)は、元Jリーガー。視覚障がいがあるが、今季から神戸に加入しプレーすることになった。

ニュージーランドのチームに在籍していた20年5月、チューブの器具を用い、筋力トレーニングをしていたところ、器具が目に当たり両目を負傷。右目は失明し、左目がかすかに見えている程度だという。

松本は「僕は目が見えていない視覚障がい者。それを分かった上でプレーする機会を与えてくれた。昇格の目標を達成できるように、ピッチ内外で貢献したい。プレーするには問題なく見えている。ぼやけているが何となくは分かります」と話した。

松本は中学時代はセレッソ大阪の下部組織で、柿谷曜一朗と同期。高校ではガンバ大阪の下部組織に所属。その後、J2のジェフユナイテッド千葉と、ニュージーランドなどでプレーしていた。

今季から神戸で指揮を執る横沢直樹監督は「彼がピッチで駆け回る姿を見てほしい」と話した。