U-18プレミアリーグ所属の静岡学園は2-0で飛龍に完封勝利。連覇へあと2勝とした。準決勝は29日に行われる。

準々決勝から登場した静岡学園が、「初戦」を危なげなく勝ちきった。前半6分、右クロスをFW神田奏真(そうま、2年)がヘディングで合わせて先制した。その後は相手の粘り強い守備に苦戦するも、後半33分にMF白井柚希(3年)が右足で追加点を挙げた。シュート数は80分間で20-2と圧倒。神田は「苦しいゲームでしっかりと決められてよかった」と笑みを浮かべた。

今季は全国の強豪チームが集うプレミアリーグWEST(西地区)で2位と好調を維持している。プレー強度が高い相手にもまれながら、チームも成長してきた。今春、県内の高体連チームと公式戦で対戦するのは、この日が初めてだったという。川口修監督(48)は「試合のリズムが違うので、戸惑うところはあった。もっと簡単なミスをなくさなければいけない」と、選手のさらなる奮起に期待した。【神谷亮磨】