日本代表の浦和DF酒井宏樹(32)が、2カ月半ぶりに実戦復帰した。「勝つことができましたし、やるべきことができた。休んでいる間、迷惑をかけていたので」。5月に右足第5中足骨の手術を実施し、4月10日東京戦以来の出場。後半開始からピッチに立ち、右SBで無失点の守備に貢献した。

ロドリゲス監督は「縦への推進力、彼の武器を生かすために投入した。ここからさらに試合を積み重ねていけば、長い時間プレー出来るようになるのではないか」と説明。攻撃の組み立てでもチームを生き生きと回した。

3月のW杯アジア最終予選を辞退しており、代表活動は2月が最後。「もちろん代表も大事ですが、チームあっての代表。チームに還元したいですし、少しずつやっていきたい」。W杯本大会に向けても、ここからまた状態を上げていく。