柏レイソルは途中出場のFW武藤雄樹(33)の得点で、一時は追い付いたが、後半36分にPKを与え、鹿島アントラーズに競り負けた。

前節は首位横浜F・マリノスに惨敗し、今節も2位の鹿島に惜敗。順位も6位に後退した。

武藤は、6月18日のホームでのヴィッセル神戸戦で柏加入後、初得点をマーク。再び日立台で得点を決めた。「ゴールは常に狙っている。前回、得点を決めたことでより自信を持ってピッチに立てた。FWは1つのいゴールで勢いが出る。そういう意味では自信を持ってピッチに入った」と話した。

後半16分に、パリ五輪世代のFW細谷真大に代わってピッチに入った。武藤が前線でボールを引き出し、チームに流れを引き寄せた。後半のシュート数は鹿島の3本に対し、柏は12本。シュートがバーにはね返される場面もあり、最後の精度を欠いた。

5本のシュートを放った武藤は「僕が入ってからチャンスがあった中で、決めきれなかったのは一番の敗因。僕自身もゴール以外でもチャンスがあった。もう1点、決めなければいけなかった」と反省した。

前節の横浜戦に比べ、数多くのチャンスをつくった。武藤は「多くのチャンスを作れたことを前向きにとらえて、決めきる所にフォーカスすれば勝ちに持って行ける」と前を向く。

ネルシーニョ監督も「前節よりいい内容だった。次につながる試合だった」とし、武藤のプレーに「しばらくけがの影響で、理想からはほど遠いと思うが、途中から入って得点という形で結果を残した。いい意味で攻撃のアクセントになった。与えられた役割をこなしてくれた」と評価していた。

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